ようやくこの辺りもそれらしい雨の1日になった。
その、梅雨入りした先週7日の水曜、みいちゃんにはY.C編集長をはじめ、
担当S氏ら秋田書店の編集さん方4名がお見えになっていた。
編集長が来るほどの何かが?… もっとも、師匠と現編集長のM氏は
M氏が若い頃からの仲で、偉くなった今では何か理由がないと
そうそう八千代台にも来れないのだろう(と、勝手に思うのだけど)。
心なしか師匠も、懐かしそうに嬉しそうにM氏と飲んでいた。
今となっては作家と編集者、スタッフも含めて車座で酒を交わす…
なんて事は、もう「古き良き」と、形容詞を付けなければならないのかも。
編集長を前フリにしてしまって申し訳ないのだけど、今回主役は担当S氏。
サラリーマンのさだめ、6月1日付で週刊編集部への異動となったため、
立原あゆみの担当もその前日に役目を終えていた。
そして、その後任編集さんF女史の紹介・引き継ぎ等々で見えられた。
S氏は、確か『JINGIS -仁義たち-』の中盤から担当になられた。
(今となっては伝説の…?)前任KJ女史の後任として…だったように記憶している。
(現在は他社へ移られたKJ女史は楽しい逸話をいくつも残してくれたっけ…
お元気だとイイのだけど。。)
さておき…
気づけば、S氏に担当が変わって10年くらいは経っただろうか。
(僕)はS氏とは同い年ということもあって、仲良くしてもらっているが
最初のインパクトはなかなかのものがあった。
スキンヘッドに和柄のTシャツ、ドクロのスカジャン。
編集者という仕事柄、服装は自由にしてもホドがある(笑)。
もっとも、顔つきは優しいのでちっともコワくは見えないのだけど。
その趣味に目をつけた立原あゆみは、ドクロのスカジャンをアキラに着せた。

結果、アキラの後半のイメージをかなりの部分で形成するアイテムとなった。
と、もうひとつ。これはS氏のいる秋田書店じゃなくて申し訳ないのだけど…
H社で一時期連載していた『涙星 -アース- チンピラ子守唄』(2009年〜)
という作品の主人公「写楽」はS氏の趣味をかなり投影させている。

本人、隈取りはしてませんがね…当然(笑)。
作品中で写楽が着ていたTシャツは、ほぼS氏のものをお借りして描いている。

そういえば、毎週のように事務所の屋上とかで、トビラ絵用のポーズ写真を
S氏モデルで撮りましたね。写真集何冊もできますよ?…くらい(笑)。
残念なことにこの涙星、完結して連載を終えているものの、コミックスが
1巻で止まってしまった、師匠には稀なケースとなってしまったのだけど…。
S氏といえば、もうひとつ重要(?)なキーワードに「雨男」が浮かぶ。
突っ込まれると、本人も本気で凹むほどの効力がある。
そしてその日、S氏は最後の大仕事として、梅雨を連れてやってきた。
これぞ面目躍如と言ったところ?(笑)。
「今日でSともお別れだな!」冗談半分で笑いながらグラスを掲げる師匠。
「いや、そんな言わないでくださいよ〜」とタジタジな様子のS氏。
まぁ、この先も何かの折にちょくちょくお見えになるだろうし、時が経って
S氏がさらに偉くなって、懐かしい話ができたら師匠もきっと嬉しいだろうな。
梅雨入りから1週間、今日までまともに雨が降らなかったのは
雨男が涙を堪えていたせいかも?… なんて思ってみる。
…(僕)
【管理人(僕)の最新記事】